船乗りになりたい
やさしくてちょっと優柔不断な青年
フェリーの船長をしている
サンのお父さん
この湖で千年生きていると噂の
カエルのような生き物 。
お腹が空いたから泣く
欲しいものを買ってもらえなくて怒る
嬉しくてはしゃぐ
小さいころ、世界は自分を中心にまわってた。
大人になって
大切にしたいものが増えた。
仕事、生活、夢、家族
大切にするために、自分じゃないものを中心に置いて
ガマンもできるようになった。
でも、ぜんぶ大切にするのって
意外とむずかしい。
時には、自分が いちばん大切にしたいもの を
選ばなきゃいけない時もある。
迷う。
自分は今まで自分のことを
どうやって考えていたっけ。
モヤモヤ モヤモヤ
そもそも「ジブン」ってなんだろう。
大切なものを思い浮かべながら、
5つの話で旅をしよう。
フェリーの船長をしていた父に憧れていた少年、サン。
船乗りになるという夢を、周りの人にやんわりと否定される毎日。
ある夜、湖で考えごとをしていると不思議なモヤに包まれて、ボートが転覆してしまい…。
水中に迷い込んだサンは、カエルのような不思議な生き物と出会う。
今までと違う世界に来てしまった戸惑いと、
大切なキーホルダーを無くしてしまった焦りの中
「モヤンスキー」に追いかけられ…。
キーホルダーを探すべく、乗せてくれる船を探すサン。
いろんな船に話しかけていると、とつぜん大砲の玉が!
びっくりするサンに、ある男が手を伸ばす…。
「おい!そこの青年!」
海賊船での旅を楽しむ中でサンは考えていた。
「この船は、どこに向かっているのだろう?」
雨が降り、雷が鳴り響く。
次第にサンの周りには霧が立ち込め…。
モヤンスキーにとらわれ、
孤島で過ごすサンのもとに一筋の光が差す。
ある一言でモヤンスキーの正体が明らかになる。
その先にサンが見つけたのは…。
船乗りになりたい
やさしくてちょっと優柔不断な青年
フェリーの船長をしている
サンのお父さん
この湖で千年生きていると噂の
カエルのような生き物 。
音楽家やシェフ、たくさんのクルーと
進む、大きな船の船長。
ウクレレといっしょにヨットで
進む、自由を愛する旅人。
周りをしっかりと見て
ゆっくり進む、木造の船の船長。
強さを追い求めて進む、
海賊船の船長。
悩める若者に取り憑いて
迷わせるモンスター。